2024年7月23日(火) 第1回政策委員会が開催されました
国家施策として資源循環推進すべく、資源循環小委員会で進めてきた「成長志向型の資源自律経済戦略の実現に向けた制度見直しに関する中間とりまとめ」についてお話いただき、その後質疑応答と意見交換が行われました。
今後、パブリックコメントを経て最終とりまとめと関係法案の立案段階に進みます。資源循環の重要な行程を担う、中間処理にとっては重要なポイントが含まれており、今後とも注目していくとともに、要望や提言も視野に入れていきます。
2024年6月25日(火)に「小型リチウムイオン電池の安全・安心な処理フロー構築事業」(東京都事業提案制度)のご関係の皆様が、彩源株式会社深谷工場(埼玉県深谷市折之口1958-3)の現場見学に来られました。当日は、AIロボットによる自動選別システムを導入している容器包装処理工場のほか、多様な廃棄物の解体処理工程、小型リチウムイオン電池の混入状況などの見学の後、質疑や意見交換が行われました。
当日ご参加 23名
早稲田大学 (事業代表:所 千晴教授ほか)、東京都環境局、国立環境研究所、東京大学、東京都市大学、東邦亜鉛㈱、みずほリサーチ&テクノロジーズ㈱ ほか
09:55 第一工場(建設廃材処理)見学
10:10 第三ヤード(自動販売機解体)見学
10:30 基板ヤード(電子基板)見学
11:00 第二工場(容器包装選別処理)見学
11:15 第二工場 2階会議室 (㈱彩源説明、質疑、意見交換) 12:00 見学終了
2024年5月28日(火)に第2回定時社員総会が開催されました。
(主婦会館プラザエフ:千代田区六番町15-1)
(1) 2023年度 計算書類について(決算)
(2) 2024年度 事業および収支予算について
また、2023年度 事業報告 、2024年度 事業計画について審議報告されとどこおりなく終了しました。
本年度の事業計画としては関係行政や関連業界団体積極的と協力/連携し、以下の活動を推進いたします。
(1) 政策委員会の設置と要望や提言のとりまとめ
社会課題である循環経済(CE)への移行を前提に経済産業省・環境省等の政策を見据えつつ、中間処理業界の健全な発展を目指して中長期的視野に立ち活動していく。必要に応じて要望・提言等を実施
(2) LIB(リチウムイオン電池)他による火災問題への取り組み
リチウムイオン電池ほかの混入による火災は会員の処理現場でも頻繁に発生。本問題の解決には「設計・製造・販売」「使用者による処分および回収」段階での取り組みが必須であり、昨年来、経済産業省や環境省、産総研などとの意見交換を実施してきた。 廃棄物処理業にとっては「火災事故対策」や「適正な選別と処理」等が課題となるが、中間処理業界のみでは対応できない課題が多く、行政など関係団体等との連携を意識して進めていく。
(3)見学会や勉強会を通じての最新情報の提供
(4) 行政や関係団体との関係の深化
昨年度は、経済産業省・環境省などの行政機関、JAMAや容リ協との意見交換や「 リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」や(国研)産業総合研究所主催による「SUREコンソーシアム」などに参加。今年は、さらに全容協の活動の幅を拡げるとともに、関係をさらに深化させていく。
また、定時総会後に賛助会員の皆様を交えた意見交換会が開催されました。
業界にとって課題でもあるテーマ
1.選別の自動化に向けて(発題:ウエノテックス㈱ 堀之内 智 様)
2.処理現場の環境への取組(発題: ㈱エイブル 河野 和哉 様)
について発題いただき、活発な意見交換が交されました。
廃棄物処理業の経営上、環境省等の政府や自治体等の設備投資等の補助金は不可欠になっています。 今回、賛助会員として弊会に入会いただいた協同組合さいたま総合研究所 代表理事 遠山 純夫 様より、廃棄物処理業に関係する各補助金の概要と令和6年度予算に基づく補助金についてお話いただきました。
[お話の概要]
環境行政・廃棄物処理行政の動向
経産省・環境省・自治体の各種補助金の特徴と概要
令和6年度目玉補助金の概要
補助金活用事例のご紹介補助金活用に当たっての留意事項
2024年2月6日(火)14:00より臨時社員総会が開催されました。(東京都千代田区六番町15-1主婦会館プラザエフ)
当日は大雪の影響から、WEB中心の開催となりましたが、総会では
①役員の一部変更 伊藤 孝展 新理事(ガラスリソーシング㈱ 社長)の選任
②事務所移転に伴う定款の一部変更(中央区から豊島区に移転)
③「BC連携ネットワークに基づく廃棄物処理に係る相互支援協定」の締結について審議されとどこおりなく終了しました。
とくに、「BC連携ネットワークに基づく廃棄物処理に係る相互支援協定」の締結については、昨年8月から会員参加による専門委員会(委員長:谷川理事)で検討を進めてきました。
2023年11月21日 (火)会員会社のガラスリソーシング㈱成田工場見学会開催がされ、62名の会員の皆様に参加いただきました。同工場は日本最大規模の処理能力を有する混合容器(缶類・ペットボトル)リサイクル施設であり、主に飲料メーカー・自動販売機オペレーションベンダー会社から空容器を回収し、精度の高い自動選別ラインでBtoBに出来る品質の良い製品を製造している。びんについても、本社工場でリサイクルガラス造粒砂(サンドウエーブG)ヘリサイクルしており、全ての空容器をリサイクルしている。
敷地面積 34,650㎡ (約10,500坪)
処理方法・処理能力
廃プラスチック類 : 圧縮梱包による中間処理 1,268.88t / 日
金属くず : 圧縮による中間処理 152.68t / 日
金属くず(中身入り飲料容器) : 圧縮による中間処理 951.84t / 日
廃酸・廃アルカリ : 生物分解による中間処理 120.00t / 日
(説明会)
今回は見学できなかったが下記について説明いただいた。
1.銚子本社工場
発生するガラス類及び陶磁器類等を独自の破砕技術を用いてファセットのない安全なリサイクルガラス造粒砂を製造。
および防災関連施設として、「防災管理棟」と「蔵プロジェクト」(災害備蓄倉庫)の紹介
2.陽光の里
地域の環境保全を目的に荒廃地の再生の取り組み。千葉県多古町
現地見学会には40数名の会員に参加いただき、プラントの見学と
KPRについての説明、意見交換が行われました。
KPR(Kawasaki Pulastic Recycle)は使用済みプラスチックのアンモニア原料化事業として、環境問題意識の高まりから将来的にも有望なケミカルリサイクルとして注目されています。昭和電工の時代から研究開発を進め、アンモニア製造時に副産物として発生する炭酸ガスは、ドライアイスや液化炭酸ガスとして再利用されています。
KPR ガス化プロセス3つの特長
使用済みプラスチックをガス化し、熱分解により水素と炭酸の合成ガスを製造し、水素をアンモニア合成の原料とします。
1.塩素を含んだプラスチックでもリサイクルが可能で、分別の必要がありません。工程内から取り出した塩素分も再び基礎化学品としてリサイクルできます。
2.炭酸ガスは、大気放出されることなく、ドライアイスや液化炭酸ガスとして利用されます。
3.合成ガス生成過程で回収される、スラグ、金属等は、「資源」として有効利用されるリサイクル設備です。
ガス化の手法
KPRのガス化の手法は、圧力容器の中で少量の酸素と蒸気を制限しながら供給し高温高圧の状態でプラスチックをガス化、合成ガスとして取り出すという手法です。まず、圧力容器に入れるため使用済みプラスチックを圧縮し、成形プラにします。
この成形プラを低温ガス化炉と高温ガス化炉の二段階でガス化することにより水素と二酸化炭素の合成ガスを作りそれぞれアンモニア、液化炭酸ガスの原料になります。
会場 東京都千代田区六番町15-1 主婦会館プラザエフ7階「カトレア」
14:00 定時社員総会が開催され
[審議事項] (1)2022年度 計算書類について
(2)2023年度 事業および収支予算
[報告事項] (1)2022年度 事業報告について
(2)2023年度 事業計画について
について審議され、原案通り承認されました。
また、議案審議終了後には新会員として「新興エコ」「株式会社稲葉商店」「二興金属株式会社」の各社から自己紹介いただきました。
種別 | 氏 名 | 所 属 | 分類 |
理事 | 武笠 行男 | 彩源株式会社 | 再任 |
赤坂 修 | ガラスリソーシング株式会社 | 再任 | |
斉京 由勝 | 株式会社首都圏環境美化センター | 再任 | |
谷川 拓磨 | 有限会社新垣商店 | 再任 | |
堀内 継由 | ベストトレーディング株式会社 | 再任 | |
財部 武志 | 株式会社誠宇ジャパン | 新任 | |
今津 真治 | トーエイ株式会社 | 新任 | |
木下 亨 | 株式会社木下フレンド | 新任 | |
鈴木 大二郎 | 株式会社松本光春商店 | 新任 | |
監事 | 山田 英和 | 山田英和税理士事務所 | 再任 |
種別 | 氏 名 | 所 属 | 分類 |
理事 | 武笠 行男 | 彩源株式会社 | 新任 |
赤坂 修 | ガラスリソーシング株式会社 | 新任 | |
斉京 由勝 | 株式会社首都圏環境美化センター | 新任 | |
西原 靖博 | 株式会社西原商事 | 新任 | |
谷川 拓磨 | 有限会社新垣商店 | 新任 | |
堀内 継由 | ベストトレーディング株式会社 | 新任 | |
監事 | 山田 英和 | 山田英和税理士事務所 | 新任 |