ごあいさつ
SDGs(持続的可能社会)を目指して、世界は脱炭素社会に向けて大きく動いています。 また、海洋プラスチックごみ問題、諸外国の廃棄物の輸入規制強化等への対応を契機として、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっています。その中で、事業者・自治体・消費者が相互に連携しながらプラスチック資源の循環を促し社会課題の解決に繋ぐことを目的に「プラスチック資源循環法」が2022度から施行され、2023年度からはプラ容器包装と製品プラの一括回収が部分的に始まりました。
昨今のように社会でリサイクル・資源循環と叫ばれる以前から私たち中間処理業者は容器等の資源化に携わってきたプロ集団として経験とノウハウを培ってきましたが、その知見を元にさらに社会に貢献したいという強い思いから全国容器循環協議会を立上げました。
昨年度の具体的な取り組みとしては、自然災害が多い日本において再資源化のインフラが止まらないよう、私たちが利害関係を越え、全国横断的に支え合う仕組みとして「BC連携ネットワーク」がスタートしました。
今年度は、大きな課題である「リサイクルを阻害する異物混入問題」中でも「リチウムイオン電池の混入による火災」について取り組んで参ります。経済産業省や環境省の資源循環政策を見据えながら、当事者である中間処理の立場から検討を進め、要望や提言として発信していきたいと考えております。
2022年10月に社団法人化した私たち協議会は、今後積極的に皆様に情報発信をしながら、一歩ずつ着実に皆様のお役に立つ協議会として歩んでいくつもりです。
どうぞご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
2024年4⽉ ⼀般社団法⼈ 全国容器循環協議会 会⻑ 武笠 行男